【剣盾S5シングル最終720位】５バーン４ジェット２ダイブ

皆さんはじめまして。ヴァザラシと申します。
S5お疲れ様でした。
1シーズン初手DM軸を触り続け、
産み落とした答えを記事として記録したいと思います。

コンセプト
構築経緯
個体紹介

おまけ：初手DM式思考実験

【コンセプト】

１．初手DM+αで2匹落とし、残り1匹を呪う。

２．此方はDMするが、相手のDMは無きものにする。

【構築経緯】

１．S4終盤、最後の1匹に呪いが入る、其れ即ち勝利であると気付く。

２．初手でDMを切り1:2交換ができれば、そんな盤面を形成できる。一方で相手の逆上DMは必至。

３．ゴーストダイブ・みがわりを搭載したミミッキュのDM枯らし性能に着目。
疑似的に1:2交換にする先制技、ばけのかわによる行動保証も相まって、呪い役に抜擢。

４．呪いの真価はターン数を経ることで発揮されるため、ミミッキュの女房役には遅延性能が必要。
さらに何処かで歯車が狂い、呪いが入らなかったケースを考慮すると、最低限1on1で打ち負けない対面性能も求められる。

襷両刀ドラパルトが産声を上げた。

５．初手DMエース。当初はDMの薫りをさせぬよう2枠で検討していたが、補完枠を一切選出しなかったため、より広範囲を見られる4枠体制となった。
また、シーズンを通して厳正な選考を行ったが、終盤はS上昇できなければ制圧力に欠けると感じ、ダイジェットを放てることが必要条件となった。

スカーフアイアンヘッドでミミッキュはおろかドラパルトまでもを破壊するドリュウズの対策は急務。
ホルードに白羽の矢が立った。
同様にドリュウズに強く、ダイジェットを持つポケモンとしてアーマーガアが挙げられるが、ロトム系統に無力すぎるあまり選考の場にさえ居なかった。

DMエースを4匹採用するにあたり、他と持ち物の取り合いが起こらない強運型トゲキッスが組み込まれるのは自然であった。
　　
ギャラドスとパッチラゴンの加入順が有耶無耶であるが、兎にも角にもホルード・トゲキッス・パッチラゴンは皆、ヒヒダルマに大きく不利を取ってしまう。
絶対的に有利とは言い難いが、昨今のヒヒダルマの技構成を顧み、威嚇ギャラドスで御茶を濁す格好となった。

同様に、ホルード・トゲキッス・ギャラドスの3匹では、一定数居ると思われたカジリガメを主軸とする雨構築の存在が懸念された。
パッチラゴンでどの程度抗えるか不安はあったが、ラプラスがやや重く感じていたことも追い風となり、採用に至った。

【個体紹介】

ミミッキュ＠呪いのお札

性格：陽気
特性：ばけのかわ
実数値：131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
技構成：ゴーストダイブ／かげうち／呪い／みがわり

コンセプトの呪いを入れる構築の核。
DMを枯らすためのゴーストダイブ・みがわりは、勿論呪いのスリップダメージを稼ぐ手段としても有用。
かげうちは初手の取り零しを拾うために重要で、このリーチを少しでも伸ばすためAは振り切り、持ち物は呪いのお札としている。
誰彼構わず呪いを押していたためか、じゃれつくを切って困ることは無かった。
如何にもダイジェットをしますといった構築ゆえ、ミミッキュの被選出率は100%。最低でも同速勝負に持ち込めるようSは特化。

 
ドラパルト＠気合いの襷

性格：無邪気
特性：すりぬけ
実数値：163-172(252)-95-121(4)-85-213(252)
技構成：ドラゴンアロー／ゴーストダイブ／不意打ち／大文字

呪いが入っている前提なら、
潜る→透かす→出る→襷で耐える→不意打ち
…とまでいかなくとも突破可能。
広範囲を見るため大文字を搭載。
襷も手伝って呪い無しでも十分打ち合える。
ダイジェット1回で抜かれるのを嫌って最速。
特性についてはすりぬけに助けられた記憶が一切無く、反対にダイドラグーンによって確定数がずれてしまった場面はあったので大いに変更の余地がある。

ホルード＠ノーマルジュエル

性格：意地っ張り
特性：ちからもち
実数値：161(4)-118(252)-97-x-97-130(252)
技構成：ギガインパクト／地震／とびはねる／炎のパンチ
役割対象：ドリュウズ・パッチラゴン・ロトム系統・アシレーヌ・ナットレイ

シーズン中盤辺りの暴れ方は明らかに覇権のそれだったが、終盤は吹き荒ぶ逆風に見舞われたように感じる。
役割対象であったはずのロトム系統に上から鬼火を打たれることが多くなり、かといってラムの実を持たせると火力が不足するというディレンマに苛まれた。
そもそもウォッシュロトムにDMを切られると打ち負ける。
挙句の果てには襷アシレーヌが散見されるようになり、一時は最終日使用構築の当落線上を彷徨った。
が、やはり勢いに乗るとアンストッパブルであり、ミミッキュの影打ちに縛られない。
カビゴンに何度も欠伸を打たれたため炎のパンチ→雷パンチを検討したが、何度もナットレイを焼いたので甲乙付け難い。

トゲキッス＠ピントレンズ

性格：控えめ
特性：きょううん
実数値：161(4)-x-115-189(252)-135-132(252)
技構成：マジカルシャイン／エアスラッシュ／大文字／草結び
役割対象：龍系統・受け系統・カバルドン・アーマーガア

ストリンダー・セキタンザン・ヒートロトム・カビゴン
そして不意のチョッキ持ちに虚を衝かれる以外は、全対面有利であると錯覚する程の暴力と呼んで差支えないパワーを持っている。
無論、急所を引くこと前提。
一方で、やはりこの型ではカビゴンが相当に重く、それが芳しくない。
この一点に尽きる。

ギャラドス＠命の珠

性格：やんちゃ
特性：威嚇
実数値：170-185(188)-99-89(68)-108-133(252)
技構成：滝登り／とびはねる／パワーウィップ／大文字
役割対象：ヒヒダルマ

A1下降五里霧中特化鉢巻ヒヒダルマの
氷柱落とし乱数2発32.8%(DM時)
ストーンエッジ70.5-83.5%(DM時)

前述した通り、唯一ヒヒダルマに抗うことのできるポケモン。
流石にストーンエッジを持たれていると絶望的で、急所を引かなければ確定で耐えるものの珠ダメージに蝕まれることを加味すると試合展開は厳しいものとなる。
ダイバーンでH252ナットレイを確殺できるが、以後滝登りを打てない契約を交わすこととなる。

パッチラゴン＠弱点保険

性格：意地っ張り
特性：はりきり
実数値：197(252)-143(76)-115(36)-x-91(4)-113(140)
技構成：電撃嘴／げきりん／つばめがえし／炎のキバ
役割対象：雨構築・ラプラス・アーマーガア

急造個体のため、Sは準速ラプラス抜き、残りは雰囲気。
雨に抵抗を持つ筈だったが、ドラパルトが睨みを利かせていたため対策にはなり得なかった。
しかし、保険が下りかつダイジェットを積めた際の破壊力は抜群で、通りそうな構築に対しては積極的に投げていった。

【初手DM式思考実験】

と、、、いうことで！！！！！

1シーズンまるまる初手DM軸の構築を使ってきた私が、感想をつらつらと綴っていきたいと思います。最終３桁後半ですけどね！
ここまで滅茶苦茶かしこまって書いてましたが、全部フリでした。

自分がDM臭プンプンさせてたからか(？)気づいてませんでしたけど、どうやら初手DMが流行っていたようで、、、
「私も使ってたよ！」という方はぜひ見ていってください！

ではでは、、、

突然なんですが、初手にDMを切って強いポイントは
集約するとたったひとつだと思うんですよね。

『『『　意表　』』』

この一点に尽きると思います。

「え、ここで？！」
でも
「え、このポケモンが？！」
でもいいですし、

とにかく意表をついて何かしらお相手のゲームプランが壊れる。
ないしはこちらのポケモンを誰も受けることができなくなる。
これができれば強い。当たり前ですね。

そしたら今度は弱いポイントなんですが、
これも纏めるとひとつだと思っていて、

『『『　択　』』』

はい。

極端すぎますかね。

ですが、どうでしょうか。

まず選出。
こちらは初手DMするわけですから、要は初手読みですね。
人間のやることですから、100%読み切ることはできません。

これを外すと、グッッと負けに近づきます。

試合がどう転ぶかは一旦置いといても、夢の2タテ3タテは泡と消えてしまいます。

でも、誰が来ても打ち合えるケース。あるかもしれません。たまにはありますよね。1on1なら。

ですので仮に出し勝ったとしましょう。

本当にそのわざで大丈夫ですか？？？

「オマエ～～～～～！！！

　〇〇押してたらどうしてたんだよ～～～～～！！！」

「ここで突っ張る、、、正気か？？？」

ありませんでしたか？
たしかにそのポケモンにはそのわざでいいんですけど、
なんせ裏が見えていません。

「うーん、とりあえずダイジェット！w」

って試合ばかりなら良いんですが、
少なくとも私はそんなに甘くなかった印象です。

で、結局何が言いたいかというと。
老若男女同じDM3ターン。
こちらだけガチャガチャ回してるんですよね。

うーーーん、キツイ！！！！！

たしかに、うまくいけばEasy Winできます。
でもこんなに択まみれだと、実はお相手がうまくいなす期待値の方が高いんじゃないでしょうか。

なので、ここで提言。
せめて初手の読み違いはケアしていきましょう。

わざ選択については、どんな構築でも起こりうるのでどうしようもない。諦めます。
そのかわり、選出だけは対応できるように、裏に引き先を用意しましょう。

 
出し負けたら裏のポケモンに交換して機をうかがって、
有利な相手だったときは攻める。

出し負けたら裏のポケモンに交換して機をうかがって、
有利な相手だったときは攻める。

このとき、この構築は初手DM構築と言えるでしょうか

記事を読んでいただき、ありがとうございました！
少しだけ宣伝を……！

YouTubeでポケモンのゆっくり実況動画をUPしております。
ぜひ一度覗いていただけると嬉しいです。
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また、構築記事を投稿したこともあり、
この機会にTwitterアカウントを作成いたしました。
まっさらな状態ですが、ぜひフォローをお願いいたします！
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最後になりますが、この一か月で育成した
惜しくもベンチを温めることになったDMポケモン達を供養しておきます。